ガラスも性能が良くなっている。-単板ガラスと複層ガラス- kubota

建築で使われるガラスにはたくさんの種類がありますが、今回は窓やカーテンウォール等の外皮周りに使われるガラスについて書いて見たいと思います。

窓というのはとても重要で、現在はサッシとガラスの組み合わせで作られることがほとんどです。ガラスが大量に作られる前は透明で外気を遮る素材がなかったので家の中に光を取り入れるためには外部に戸を開け放つ必要があったり、紙のような素材を使っていたりしていたので夏暑く、冬はとても寒い状態になっていました。ガラスが日常的に使われるようになって、人の住む環境はとても心地よくなったのだと思います。

 

ガラスを作るには大規模な工場が必要であることからガラスの消費量の80%を占める建築用ガラスを作っているメーカーは集約化が進み、日本では外皮周りの汎用的な硝子を製造しているのは旭硝子、日本板硝子、セントラル硝子の3社になっています。世界で見ると旭硝子、日本板硝子は世界最大手メーカーのうちの2社ですし、あとはフランスのサンゴバン(saint-gobain)とアメリカのガーディアン(Guardian)が有名です。もう中国の硝子メーカーも大きく存在感を示してきており、福耀(フーヤオ)集団は旭硝子ともそれほど生産量で変わらなくなってきていますし、信義ガラスもセントラル硝子と同じくらいの生産量を誇ります。

 

サッシとガラスの組み合わせである窓は他の壁の部位に比べるととても断熱性能が悪く、窓を閉めていても冷気が伝わってくることがわかることが多かったと思います。これまでの日本のガラスは「単板ガラス」と行ってガラス板一枚だけをサッシにはめていたためです。ガラスは熱を良く伝えるのでこのような状況が引き起こされていました。逆に熱を伝えないものには水や空気が代表的なものとしてあげられます。

 

ガラスメーカーもそのことを良くわかっており、近年では、ガラスの間に空気層を設けて断熱性能を上げた製品がたくさん開発されてきました。これらは「単板ガラス」と対比して「複層ガラス」と呼ばれます。複層ガラスにも幾つか種類があり、ガラス2枚とその間に空気層が1層の組み合わせのものから、ガラス3枚、空気層が2層のもの、空気層でもただの空気ではなくアルゴンやクリプトン等の一般の空気よりもさらに熱を伝えにくい気体を充填したもの等があります。
製品名としては主要メーカーそれぞれで名前が違いわかりづらいのですが、
旭硝子 ペアガラス
日本板硝子 ペアマルチ
セントラル硝子 ペアレックス

 

となっています。それぞれ内容としては同じでガラスと空気層の組み合わせによる複層ガラスの製品になります。
性能がどのくらい違うかは建材選択クラウドtruss(トラス)を使うと一目で確認することができ、熱がどれくらい通過するかを示す熱貫流率は複層ガラスの製品は単板硝子の製品に比べて半分程度になっていることがわかると思います。

 

建物の断熱性能は真夏や真冬に快適に暮らすためにとても大切で、夏は熱中症を防いでくれますし、冬は心臓発作等の発症をふせいでくれます。これまでの日本の建物の断熱性能が諸外国に比べてとても低いことから国土交通省もその性能を上げていこうとしています。

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